NTTデータ、試験結果踏まえ2010年度中にもネット上で二酸化炭素の取引を仲介へ

nttdata415.jpg 株式会社NTTデータは、2010年3月から4月の2ヶ月にわたり「CO2排出権オンライン仲介サイト」を開設し、Webサイトを通して排出権取引を仲介するサービスの試験運用を実施しました。この試験運用は、サービスの事業化にあたって排出権の「売り手」と「買い手」の需給のマッチング手続きの検証や受け渡し期間の短縮を目的に実施しました。またNTTデータでは今回の試験運用の一環として、大成建設株式会社の1,773トン相当の京都クレジット購入をこのサイトを通じて仲介しました。

【 背 景 】
 わが国では、環境省が主催するチャレンジ25キャンペーンをはじめとしたCO2等温室効果ガス排出量削減に向けた国民的な運動に加え、自らの施策努力によっても削減しきれないCO2排出量を温室効果ガスの削減活動への投資に向ける京都クレジット等の排出権の購入によって埋め合わせる「カーボン・オフセット」の取り組みが拡がりつつあります。とりわけ企業を中心として、この取り組みへの機運が高まっています。
 その一方で、企業が排出権取引を行うにあたっては、契約先を探す手間を要すること、一般的に大量の取引が中心であることなど、未だ国内において簡便な手続きで取引ができる環境が十分に整っていないのが現状です。

【 CO2排出権オンライン仲介サイトの概要 】
 NTTデータでは、簡便な手続きで申込みができ、100トン程度の少量の排出権についても取引を可能とした仲介サイトを試験的に開設しました。
 本仲介サイトは、あらかじめ決められた日に「売り手」と「買い手」から注文を受付け、排出権の需給の仲介を行うことで、排出権の受け渡し期間の大幅な短縮を図ることを想定したものです。

【 試験運用の結果 】
 本仲介サイトでは、排出権の供給過多の現状を踏まえ、個々の買い手から購入希望量を受付けて需要量を押さえたうえで、相当する量の販売申込量を売り手から受付ける仕組みとしました。また、排出権の受け渡し手続きを見直し、申込みから受け渡しまで通常1ヶ月間を要する手続き期間を約2週間に短縮することができました。
 なお、今回の試験運用では、株式会社NTTデータ経営研究所が主催するカーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト(注1)のプログラムを用いて、大成建設株式会社の1,773トン相当の京都クレジット購入を仲介しました。

【 今後の取り組み 】
 NTTデータでは、Webサイトを介した排出権取引仲介サービスについて、2010年度内の事業化を目指しています。
 今後は、本仲介サイトにより多くの企業、団体の参加を募り、「カーボン・オフセット」の推進の一助となるよう取り組み、わが国の温室効果ガス削減目標達成に貢献していきます。

(注1)カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト:株式会社NTTデータ経営研究所が主催する、カーボン・オフセットにより、企業の事業活動におけるCO2排出量削減と環境配慮型戦略商品開発を同時に実現するプログラム。

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