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2011年2月アーカイブ

tostem.JPG サッシ・住設機器・建材の総合メーカー、トステムは、工場の遊休地を利用し、電力会社や太陽光関連企業以外では国内最大となる太陽光発電施設を、有明工場(熊本県玉名郡長洲町)と岩井工場(茨城県坂東市)内に建設しました。500kWの大型パワーコンディショナーにより、国内最大級となる3.75MW を発電します。

 太陽電池モジュールは、グループ会社のLIXILエナジーが調達したシリコン系単結晶モジュールを使用し、また、500kWの大型パワーコンディショナを8台設置することで、国内最大級となる3.75MWの発電を実現しました。

 この施設を一望できる展望台を併設した管理棟を活用し、この4月から小学校や会社団体などの見学者を受け入れ、普及啓発活動を展開していく予定です。

mitubhishi.jpg 三菱自動車は乗用車生産の主力工場である名古屋製作所(愛知県岡崎市)の体制整備の一環として、既存の塗装工場に代わる新たな塗装工場(建物面積約4万4000平方メートル)を建設しました。新塗装工場は、同社の国内生産工場では水島製作所に続いて2ヶ所目となる水性3WET塗装を採用し、VOC(揮発性有機化合物)排出量を抑制するとともに、様々な工夫によりエネルギーの削減を図り、CO2の発生を抑制するなど環境負荷に配慮しました。


■岡崎新塗装工場建設の概要は以下の通りです
1.水性3WET塗装工法の適用
 溶剤塗装から水性塗装に変更することで、人体に悪影響を及ぼすとされている光化学スモッグの発生要因の一つである揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)排出量を従来の塗装工場より約60%削減できます。
 また3WET塗装は、中塗り・上塗りのカラーベースとクリアの3層を連続して塗り重ねた後、1回で焼き付ける工法で,従来2回乾燥炉を通過していたものを1回にすることでCO2の発生を9%削減します。

2.下塗り新電着方式(E-DIP)-ラインへの導入は世界初-
 ロボットタイプの新コンセプト電車搬送方式を採用。車種毎の形に合わせ最適な動作と自由な設定を可能とした。これにより車体内部のエアポケットを無くし、電着液のつきまわり性が向上する等、防錆品質向上に寄与します。

3.工場内環境への配慮
 塗装工場で大量の熱を発生する乾燥炉や、焼付け直後の熱い車両をストレージするエリアを上階に配置し、人が作業を行う工程を1階に配置することで職場環境を改善。
 車体を搬送するコンベアに金属チェーンのない「フリクションコンベヤ」を採用することで工場騒音が大幅に低減しています。

4.地球にやさしい開かれた塗装工場
 以下の通り、様々な施策を盛り込んでいます。
 ・岡崎新塗装工場の屋根に、太陽光発電パネル(50kw)を設置。事務所照明に使用。
 ・近隣住民に配慮し乾燥炉からの排気を熱処理し臭いの少ない排気を実現。
 ・工場周辺には近隣授産施設で栽培された花を植栽。
 ・塗装工場ではめずらしい見学通路を場内に設置。PRホールも併設し工場見学して頂くお客様に対して開かれた塗装工場としています。

 オリックス自動車、日本ユニシス、イード、ジェーシービーは、大阪府の協力を得て、2011年3月1日より大阪府内で電気自動車(EV)のカーシェアリング事業を始めると発表しました。事業概要は下記の通りです。

・開始日
2011年3月1日から順次スタート(3月末までに全6ヶ所にてスタート)

・利用料金
利用料金(150円~/15分)+距離料金(30円/1km)
※利用料金のほか、利用登録手数料、月額基本料が必要となります。

・入会方法
「オリックスカーシェア」への会員登録が必要となります。
●利用申し込み・お問い合わせ先
オリックスカーシェア ホームページ【 http://www.orix-carshare.com/ 】または フリーダイヤル 0120-041-493
・各社役割
 ・オリックス自動車:「充電インフラシステムと連携したカーシェアリングサービスの提供」
 ・日本ユニシス:「各システムと連携した充電インフラシステムの提供」
 ・イード:「充電場所情報提供サービス『EV充電サーチ』の提供」
 ・ジェーシービー:「エコ・アクション・ポイントプラットフォームの提供」
 ・大阪府:「関係自治体・機関とのコーディネート」

・本サービスのメリットと今後について
 充電インフラとして「おおさか充電インフラネットワーク」を利用時には、充電量に応じた「エコ・アクション・ポイント」が付与されるとともに、EV利用時に目的地までの走行距離や充電場所情報を、iPhoneから入手できる情報提供システム「EV充電サーチ」で確認することが可能となり、EVのより一層の利用拡大を図ります。
 また2011年度以降には、日本版Autolibを目指し、カーシェアリングのワンウェイ利用の実証実験を行い、利便性を高めるためのサービスの開発を行います。


【Autolib】
 フランスのパリ市と27のコミューンでは、2011年内に、電気自動車を24時間365日いつでも利用することができ、路上にあるステーションにて無人で貸出・返却を行う乗り捨て可能な「電気自動車カーシェアリング事業」の開始を予定している。3,000台の電気自動車を自由に使え、カーステーション数は1,000ヵ所(うち700ヵ所はパリ中心部)の予定。都市における車の利用に起因する環境改善や温室効果ガス、近隣汚染、車の騒音の軽減、現在の交通機関の補完、フランス国内の世帯における交通費削減等を目指す。
 この「Autolib」は、パリ市が提供している自転車貸出システム「Velib*」の成功を受け、計画されたもの。

【大阪EVアクションプログラム】
 大阪・関西が高いポテンシャルを有するリチウムイオン電池の有力市場である電気自動車(EV)を核に、インフラ・社会システム整備や先進的モデル事業を行うことにより、EVなどの普及を促進し、低炭素社会の構築を図るとともに、将来的に新エネルギー関連産業の集積を促すことを目指すもの。大阪の産学官とEVのエキスパートから構成される「大阪EVアクション協議会」にて進められている。

【おおさか充電インフラネットワーク】
 EVドライバーが安心して走行できるよう、ITを活用して、メーカーや機能の異なる充電器の充電サービスの管理や情報提供共通化することで、携帯電話を用いた充電サービスの予約・認証を可能とするシステム。現在、大阪府内の20基の充電器(急速充電器17基、200V充電器3基)で運用。(本ネットワークは日本ユニシスが運営している「smart oasis」の機能で運用。)

【エコ・アクション・ポイント】
 温暖化対策型の商品・サービスの購入や省エネ行動に伴いポイントを獲得でき、貯めたポイントをさまざまな商品・サービスに交換することができるプログラム。環境省が推進し、JCBがプラットフォームを運営。環境に良い製品やサービスに「ポイント」という経済的インセンティブを付加することにより、消費者の関心を高め、家庭部門・業務部門のCO2排出量を削減することが目的。現在、会員数は約30万人、参加企業・団体は、銀行、保険、家電量販店、電力、鉄道、旅行、ホテル、出版、放送、外食、イベント、地方自治体など、累計57企業・団体。

 南都銀行は、世界銀行(国際復興開発銀行)が新規に発行する「グリーンボンド」を購入したと発表しました。グリーンボンドは、地球温暖化の要因を取り除くこと、地球温暖化により引き起こされる諸問題に対処することを目的に開発途上国で実施される事業を支援するために発行される債券です。グリーンボンドで調達した資金は、代替エネルギーの導入、温室効果ガスの排出を軽減する新技術の開発支援、森林再生、河川流域管理、洪水対策など地球温暖化対策事業を支援するために活用されます。世界銀行は、これまで20億米ドル相当のグリーンボンドをユーロ市場において発行してきました。南都銀行は発行総額2000万米ドルのグリーンボンドを購入しました。

 

hachinohe.jpg 東北電力は、同社初のメガソーラー発電所となる八戸太陽光発電所(=写真はイメージ、出力1500kW)と仙台太陽光発電所(出力2000kW)の建設工事を着手したと発表しました。平成24年1月の営業運転開始を目指しています。

 八戸太陽光発電所については、八戸火力発電所(青森県八戸市)の構内に建設することとしており、3種類の太陽電池モジュール(多結晶シリコン、薄膜系シリコン、薄膜系化合物)を採用し、それぞれの発電電力量などのデータの蓄積、比較検討を行い、今後のメガソーラー開発計画に活用します。
 仙台太陽光発電所については、仙台火力発電所(宮城県七ヶ浜町)の構内に建設します。「特別名勝松島第二種保護地区」に立地することから、仙台火力発電所建屋と同様に、周辺の景観に配慮する設計にしています。
 東北電力は、地球環境問題への対応を重要な経営課題の一つとして位置づけ、低炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、各地に、2020年度までに合計1万kW程度のメガソーラー発電所を建設する計画を進めています。

エコキーワード 【太陽光発電】

 太陽光を利用した発電方式。 太陽エネルギーの利用には、熱を利用する温水器のシステムと、太陽電池を使い、太陽光を電気に変換して利用する太陽光発電がある。太陽光発電は電力に変換することで、いろいろな形で利用でき、太陽光があれば場所を問わず発電できる利点がある。
 石炭・石油などの化石燃料の環境問題や、エネルギー源の多様化の必要からわが国は「新エネルギー」の開発に力を入れている。太陽光発電は再生可能な自然エネルギーであり、新エネルギー政策の柱として期待されている。

011.png 011.png エコ実践塾にiPhone版「eco検定合格対策ゼミ」をご用意しました。携帯版同様に、忙しい毎日のスキマ時間にecoについて正しい知識が身につきます。
 今話題の「eco検定」合格対策ゼミが全て手のひらにスッポリ収まりますので過去問を含む、実際の検定試験対策が移動中に可能になります!
 環境省の環境カウンセラーを中心にセミナーなどで環境分野の人材育成に取り組んでいる「環境教育フォーラム21」の事務局のニューズ・メディア社が専門の講師陣を組織。
eco検定合格だけでなく環境問題全般に通じる知識を習得できるよう解説にも力を入れています。社内や取引先との打ち合わせ、就職の面接などであなたの環境知識がキラリと光ります。

 

031.png【ご利用方法】
 アップルのiTunesにアクセス、iTunesの所定の手続きに従ってご利用ください。有料版と体験版をご用意しました。下記のリンクをクリックしてアクセスしてください。

有料版はこちらをクリック 

体験版はこちらをクリック

  ご利用にあたっては下記の「利用規約」にご同意いただきます。

 お問い合わせは下記までお願いします。

 iphone@newsmedia.jp

 

【主な機能】
051.png・通常/ランダム解答機能
初めての方は通常から、一度勉強された方はランダムから。
レベルによって使い分けられる問題解答方法によって、飽きのこない繰り返し学習を実現しました。
・弱点克服機能
学習中に間違った問題を自動でピックアップ!一度でも正解になるとリストから消える為、一通り解いた後はリストを空にする事を目標にする事が出来ます。
・成績表機能
学習のTOTAL進捗率や、各カテゴリー毎の正解率、正誤数を把握する事ができます。

エコキャンパスレポート

 

文科系の環境学部で就職内定率は9割

127.jpg 就職氷河期といわれるが、就職内定率90.2%(2010年3月卒業生)という驚異的な実績をあげているのが福岡工業大学社会環境学部だ。博多から北九州にかけての鹿児島本線沿線には各種大学が集まる。福岡工業大学は博多から電車で15分程度、大学の名が駅名となっているのでわかりやすい。駅からでると緑あふれる大学のキャンパスにつながっている。

 工業大学だが、社会環境学部は「文科系」の学部なのである。環境を軸にしながら、「社会が何を必要としているのかをゼロから考えてもらい、実践的な学習を通じて環境人間力をもった人材を育成する」と社会環境学科学科長の阿山光利教授(=写真)。学部のキーワードは「環境人間力」。世界的に広がる環境問題に対し、企業や自治体などで意欲的に環境保全に取り組める「環境人間力」が求められているとし、体系的な学習を通じて「知識」を「知恵」として生かせる人材を育成する。

社会とのつながり、体験を重視した教育

 この学部のユニークな教育体系は教員の紹介ページをみるとすぐに理解できる。教員の担当が「環境+○○」と表示される。○○は経済、法律、経営、政策、など幅広い。学習のまんなかにあるのが「環 img_manabi2.png境」であり、環境を軸に総合的に幅広い分野を学習するのである(左図参照、同学部のホームページより)。

 それだけではない。「環境を通じて社会や企業とのつながりを持つ活動も重要」と環境経済学が専門の鄭雨宗准教授。福岡工大はいち早く環境マネジメントの国際規格であるISO14001を取得し、学生も参加する形で、学内で環境保全活動を展開している。学外でのISO14001の成果発表会への参加などを通じて企業や社会の動きを実践的に学習している。

 2006年には環境保全活動の一環として、学内にビオトープをつくった。学生による「ビオトープ研究会」が中心となって整備した学内の「自然環境」には多様な野生生物が集まるようになり、学習の場としても利用されている。ビオトープは外部にも公開しており、年に4回、地域住民も参加する自然観察会を実施している。

モチベーションの向上にeco検定取得を推奨

 環境問題を通じて、いろいろな体験を積ませる。将来の道を模索している学生は環境を軸にした体系的な学習といろいろな体験を通じて、自ら進むべき方向を考えていく。「基礎学力を持っていれば時代の変化にも柔軟に対応できる」と阿山学科長。

 121.jpg 学生のモチベーションを高めるために、最近、力を入れているのが東京商工会議所が主催している環境社会検定(eco検定)の取得だ。担当の鄭雨宗准教授(=写真)は「エコ検定の合格で学生に自信を持たせ、とにかく一歩踏み出して欲しい」とeco検定を大学のプログラムに取り入れた理由を説明する。eco検定合格を機に、NPO活動に参加するのもよし、ベンチャー企業で働くもよし。エコ検定をきっかけに前に進んで欲しいという。学年に関係なく、受験を推奨しており、合格したら受験料は学生に返すといったインセンティブも与えている。

 環境を軸にし、常に社会とのつながりを意識した実践的な教育が高い就職率につながっているようだ。もっとも学生の就職先は環境関連の企業というわけではない。アパレル、電力、大手家電メーカー、警察官など幅広い。社会環境学部での環境の総合学習は企業や役所など職種・職業にかかわらず生きることだろう。