中国、2011年からの5カ年計画で二酸化炭素17%減へ

 中国は全国人民代表大会で、温暖化対策など環境問題に意欲的に取り組む方針を明らかにしました。政府活動報告で経済成長に対する資源、環境面での制約が強まっているとし、省エネや環境保護、地球温暖化対策に積極的に取り組む姿勢を示しました。具体的には全人代で採択される予定お2011年からの5ヵ年計画に、国内総生産(GDP)単位当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を17%、GDP単位当たりのエネルギー消費量を16%削減する目標を設定しました。二酸化炭素の削減目標を計画に組み込むのは初めて。

 中国は20年までにGDP単位当たりのCO2排出量を05年比で40-45%減らす方針を明らかにしており、5ヵ年計画はこの目標を実行するためのものといえます。これを実現するために省エネを推進するとともに、脱化石燃料にも取り組むとしています。太陽光発電など新エネルギーの開発にも弾みがつきそうです。

 中国は2007年に二酸化炭素の排出量で米国を抜いて世界1位となりました。排出量で世界の21%を占めています。京都議定書で削減義務を負っておらず、日本などの先進国が1990年の削減の基準年にしているのに対し、中国は2005年を基準年にしています。ただし、中国が削減に向けて本格的に取り組みだしたことは一歩前進といえます。

 

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA