昭和シェル石油子会社、次世代型太陽電池の第3工場を宮崎県に建設へ


cis907.jpg 昭和シェル石油株式会社(会長:香藤繁常 本社:東京都港区台場)および100%子会社である昭和シェルソーラー株式会社(社長:亀田繁明 本社:東京都港区台場)はこの度、2011年の稼働開始を目指し、CIS太陽電池の第3工場を宮崎県に建設することを決定しました。(写真はCIS太陽電池の家庭での設置例)
 太陽電池市場は、世界が低炭素社会の実現に向けた動きを加速させる中、日本政府の住宅向け太陽光発電システム導入補助金制度拡充やアメリカにおけるグリーンニュ-ディ-ル政策などの追い風を受け、大幅な拡大が見込まれています。

 今回立地を決定した工場の年産規模は900MW、投資金額は約1000億円を予定しており、現在稼働している第1および第2工場と合わせると、およそ1ギガワット(1000メガワット)の年産能力を確立することになります。なお、工場の建設にあたっては、宮崎県東諸県(ヒガシモロカタ)郡国富町に所在する日立プラズマディスプレイ(株)の宮崎工場を購入した上で、太陽電池製造装置を設置し、早期の立ち上げを実現します。販売については、住宅用、産業用、大規模発電用などあらゆる用途向けに日本のマーケットに積極的に注力しながらグローバルに展開をはかります。

 当社は、中期経営ビジョン「EPOCH2010」の中で、太陽電池事業強化の方針を打ち出しており、このたびの投資決定により、中期経営ビジョンの実現に向けて大きく前進します。

昭和シェルソーラー株式会社について

昭和シェルソーラー(株)は薄膜系次世代型太陽電池であるCIS太陽電池(商品名:「SOLACIS」)について高い技術を有し、2007年より第1工場(宮崎プラント:年産20MW)において商業生産を開始しています。 また、本年4月には、第2工場(宮崎第2プラント:年産60MW)が竣工し、6月より本格的な商業生産を開始しています。厚木リサーチセンターにおきましては、第3工場向け次世代生産技術の実証実験を実施しております

CIS太陽電池について
 CIS太陽電池はCopper(銅)Indium(インジウム)Selenium(セレン)を主成分とし、シリコンを使用しない次世代型太陽電池です。今後シェアが大きく伸びると予測されている薄膜系太陽電池の中でも、最も将来性のある技術と言われており、現在薄膜系で最高レベルにある変換効率も今後更に改善していくことが見込まれています。従来型の結晶系と比較し、原材料の使用量が少なく、生産プロセス数も約半分であり低コストでの製造が可能となります。また、エネルギーペイバックタイム(製造時に投入されるエネルギー量が、太陽光発電によるエネルギーで回収されるまでの期間)の大幅な短縮を実現し、鉛やカドミウムなどの物質を使用していないことから、製造時から環境に優しい製品です。

ciss907.jpg 当社のCIS太陽電池は、その先進的な技術により、(財)新エネルギー財団が主催する「第12回新エネ大賞」の最高賞である経済産業大臣賞、内閣総理大臣表彰「第2回ものづくり日本大賞」で優秀賞(製品・技術開発部門)を受賞しました。また、屋根や建物にフィットする落ち着いた黒一色の優れたデザイン性に対して、(財)日本産業デザイン振興会が主催する「2007年度グッドデザイン賞」では特別賞 エコロジーデザイン賞が与えられました。

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