三菱自動車、名古屋製作所にVOC抑制など環境に配慮した新塗装工場を完成

mitubhishi.jpg 三菱自動車は乗用車生産の主力工場である名古屋製作所(愛知県岡崎市)の体制整備の一環として、既存の塗装工場に代わる新たな塗装工場(建物面積約4万4000平方メートル)を建設しました。新塗装工場は、同社の国内生産工場では水島製作所に続いて2ヶ所目となる水性3WET塗装を採用し、VOC(揮発性有機化合物)排出量を抑制するとともに、様々な工夫によりエネルギーの削減を図り、CO2の発生を抑制するなど環境負荷に配慮しました。

■岡崎新塗装工場建設の概要は以下の通りです
1.水性3WET塗装工法の適用
 溶剤塗装から水性塗装に変更することで、人体に悪影響を及ぼすとされている光化学スモッグの発生要因の一つである揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)排出量を従来の塗装工場より約60%削減できます。
 また3WET塗装は、中塗り・上塗りのカラーベースとクリアの3層を連続して塗り重ねた後、1回で焼き付ける工法で,従来2回乾燥炉を通過していたものを1回にすることでCO2の発生を9%削減します。

2.下塗り新電着方式(E-DIP)-ラインへの導入は世界初-
 ロボットタイプの新コンセプト電車搬送方式を採用。車種毎の形に合わせ最適な動作と自由な設定を可能とした。これにより車体内部のエアポケットを無くし、電着液のつきまわり性が向上する等、防錆品質向上に寄与します。

3.工場内環境への配慮
 塗装工場で大量の熱を発生する乾燥炉や、焼付け直後の熱い車両をストレージするエリアを上階に配置し、人が作業を行う工程を1階に配置することで職場環境を改善。
 車体を搬送するコンベアに金属チェーンのない「フリクションコンベヤ」を採用することで工場騒音が大幅に低減しています。

4.地球にやさしい開かれた塗装工場
 以下の通り、様々な施策を盛り込んでいます。
 ・岡崎新塗装工場の屋根に、太陽光発電パネル(50kw)を設置。事務所照明に使用。
 ・近隣住民に配慮し乾燥炉からの排気を熱処理し臭いの少ない排気を実現。
 ・工場周辺には近隣授産施設で栽培された花を植栽。
 ・塗装工場ではめずらしい見学通路を場内に設置。PRホールも併設し工場見学して頂くお客様に対して開かれた塗装工場としています。

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