環境省、リニア中央新幹線整備計画で「戦略的アセスメント」

 環境省は東京―大阪を結ぶリニア中央新幹線計画について「戦略的環境アセスメント導入ガイドライン」に基づき、国土省に同省の意見を提出した。自然保護の観点から現在示されているルート帯から事業者が路線位置の絞込みを行う際に、路線案を複数設定するか、複数案の設定が難しい場合はルート帯をより狭めて、環境アセスメントを行うよう求めた。路線案を選定する際に、自然環境への影響を回避・低減するよう指摘している。

 この意見書は、事業の計画段階から環境への配慮を求める「戦略的環境影響評価導入ガイドライン」に基づくもの。リニア中央新幹線計画は今後、計画ルートの絞込みが行われる予定で、環境省では路線などの選定の段階で、大井川源流部の原生自然環境保全地域や紀伊半島北部の森林環境及び水環境の希少動植物や生態系などへの影響の回避、トンネル工事による地下水の流出の回避などを求めている。
 
■エコキーワード
・戦略的アセスメント
 個別の事業の計画、実施に枠組みを与えることになる政策、事業の位置、規模または施設の配置、構造などの検討段階に環境配慮を組み込むため、これらの策定段階に、環境への影響を把握・評価し、環境への配慮が十分に行われることを確保するための手続。まだ、抽象的な考え方でどこからが戦略的アセスメントというかは必ずしも明確ではない。

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