一刻も早い放射能対策を

  eco検定の講座などでの反応をみていますと、福島原発事故に対し、一般の人々の危機意識が薄いように思えます。きちんとした報道をしないテレビの責任は重いと思いますが、それにしてもなぜ、これほど平静でいられるのでしょうか。それともあきらめているのでしょうか。放射能に弱いのは妊婦や成長期の子供です。できる限りの対策が必要です。
 福島原発の問題は国会での証言で「国会はなにをしているのか」と訴えた、東大の児玉教授がもっとも正確にとらえていると思われます。恐れるべきは排出された放射性物質の量です。放射線量で広島型原発の20個分。これが静岡のお茶まで汚染したということです。首都圏を含め広範囲にばらまかれました。
 しかも、広島の原爆は放射性セシウムの量が1年で1000分の1に減りましたが、福島原発では10分の1にしかならない。ばらまかれた放射性物質は大気、水、土、そして農水産物として広範囲に広がり続ける。水産物の場合は食物連鎖を通じて生物濃縮を起こす可能性もある。
 東京に住んでいると不安なのは水です。都心部は江戸川の取水口から上水道を取水しています。江戸川の上流は利根川。上流の栃木、群馬の山地には大量の放射性物質が滞留しているといわれています。雨がふれば、流れ込むでしょう。
 原発事故直後、ご近所さんも含め多くの外国人は日本を脱出した。正しい選択でした。メルトダウンはしていない言い続けた当時の枝野官房長官らのいい加減な情報にだまされ、我々は逃げることさえできませんでした。3月15日の雨で被爆した人は少なからずいることでしょう。
 ある程度、濃度は薄まってはいますが、放射性物質の危険性は変わりません。特に、成長期の子供はDNAに影響を受けやすい。汚染した農産物などを食べ続ければ放射性物質が蓄積し、チェルノブイリ同様、ガンになる可能性が高まります。
 政府はウソはついていないかも知れませんが、情報を隠しています。真実が伝わらないから我々も平静でいられるのかも知れません。児玉教授がいうように放射線を測定して危ない場所には子供を近づかせない、汚染された場所が特定できるなら除染作業を進める必要があります。
 風評被害といいますが、正確な情報も伝えず、安心して食べて大丈夫といわれても信頼はできません。安心というなら国会の議員会館の食堂、霞ヶ関の職員食堂で使う食材はすべて原発周辺地域で生産されたものにしてください。できますか。

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