MOTTAINAI(もったいない)運動などで知られるワンガリ・マータイさんが死去

 MOTTAINAI(もったいない)運動などで日本でも知られ、アフリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞したケニアの環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが9月26に死去した。71歳だった。

 マータイさんは1940年にケニア中部二エリの農村で育ち、生物学者を志して米国の大学で学び、71年に東アフリカの女性として初の博士号(獣医学)を取得した。しかし、アフリカで進む開発と環境破壊、開発の恩恵から阻害された貧困層を支援するために、環境保護活動に踏み出す。特に30年以上前に始めた「グリーンベルト運動」は住民参加により4000万本以上を植林した。環境保護をめぐって政府と対立し、逮捕・投獄された経験もある。

 2002年に国会議員に。2004年にそれまでの環境保護や民主化の功績が評価されてノーベル平和賞を受賞した。平和賞受賞後に来日した際、「もったいない」という日本語に共感。資源を有効利用するという意味で「MOTTAINAI」を世界に広める活動も行った。

◇エコキーワード
・MOTTAINAI
 マータイさんは「もったいない」には、「自然や物に対する敬意、愛などの意思(リスペクト)が込められている」うえ、「リデュース(削減)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)、リスペクト(尊敬)の概念を一語で表せる」という点を評価、このことばを日本人の知恵として世界に紹介した。

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