調査捕鯨で南極海の戦い

 米のシーシェパードという環境団体は勇ましい。「艦隊」をそろえ、日本の調査捕鯨船団を敵艦隊として迎え撃つ正義の戦士のようにみせつける。悪者にされている日本人としてはなんともこそばゆいような恥ずかしいような感じがする。子どもじみた行動ではあるが、自然保護、環境問題が世界の関心を集めているなかではこちらの分が悪い。

 赤松農相はシーシェパードの動きに対して、「予定通り調査捕鯨を行う」と発言。一歩も譲る気配をみせない。オーストラリア、ニュージーランド、オランダの3カ国が日本の対応に「失望」を表明したが、世界の世論は日本に批判的だ。

 調査捕鯨を行っている日本鯨類研究所は数日前に鯨肉の売り渡し価格を大幅に値下げした。調査費用に充てる目的で、獲った鯨の肉を販売しているのだが、順調に捕獲が進んだので、値下げして鯨肉の消費を喚起するのだそうだ。

 日本は調査捕鯨から商業捕鯨への早期転換を目指している、と受け止められ、抗議活動も熱を帯びる。日本の調査捕鯨船団も南極海に「出撃」する。これを迎え撃つシーシェパードとの洋上での戦いが目に浮かぶ。

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