三菱商事、米大手森林製品会社のウェアーハウザーとバイオマス燃料で提携

bai2.jpg 三菱商事は世界有数の森林製品会社の世界有数の森林製品会社であるウェアーハウザー(国ワシントン州)とバイオマス燃料分野で提携、木材のバイオマスで製造するバイオペレットの世界戦略を加速する。三菱商事はすでに日本、欧州でバイオペレットの大規模生産を開始しており、ウェアーハウザーとの提携により2011年にも米国での製造を開始、世界最大規模のバイオペレット供給会社を目指す。

 バイオペレットは、森林事業からのバイオマスを利用して作られる再生可能でカーボンニュートラル(植物は生育過程でCO2を吸収するため、燃焼時にCO2を発生しないとみなす考え方)な燃料。バイオマスを円柱状に圧縮・成型した固形燃料で、石炭と混焼することにより、石炭火力発電所の温室効果ガス排出削減効果が得られるという。北欧などでは発電や家庭の暖房用などに利用されている。

 三菱商事は大分と宮崎の2カ所にバイオペレットの工場を持ち、生産能力は日本最大規模といわれる。同社は電力会社と提携するなどにより、木材バイオマスを活用した発電施設の建設などにも取り組んでいる。環境問題への関心の高まりや低コストの燃料として、バイオペレットへの需要は今後、急速に高まると予想されている。

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■バイオマス 
再生可能な生物由来の有機性エネルギーや資源。エネルギーになるバイオマスの種類としては、木材、海草、生ゴミ、紙、動物の死骸・糞尿、プランクトンなどの有機物がある。バイオマスエネルギーはCO2の発生が少ない自然エネルギーで、新たな技術で幅広い活用が可能になり、化石燃料に代わるエネルギー源として期待されている。

■カーボンニュートラル

ライフサイクルで二酸化炭素の排出と吸収が同じ量と考えられること植物は成長過程で光合成を行い二酸化炭素を吸収するので、植物の焼却時に排出される二酸化炭素は相殺され、実際に大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないと考える。バイオマスエネルギーの利用はカーボン・ニュートラルだと考えられ、二酸化炭素の発生と固定を平衡し、地球上の二酸化炭素を一定量に保つことができる。

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