富士フイルム、製品・サービスの環境配慮設計に「生物多様性の保全」を導入

 富士フイルムは16日、富士フイルムホールディングスが2009年6月に制定した「生物多様性の保全に関する基本認識と行動指針」を具現化する取組みとして、製品・サービスのライフサイクル全体での環境負荷軽減を目的とした環境配慮設計に「生物多様性の保全」を組み入れた運用を開始したと発表した。

 同社はすべての新製品や製品の改良について計画・設計段階から3R(リデュース・リユース・リサイクル)、省電力、含有化学物質や使用資源の安全性などを反映させる環境配慮設計を進めている。環境配慮設計は、製品の原料調達から製造、輸送、使用、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で、環境品質や環境負荷軽減について社内で審議・承認されなければ製品化されない仕組み。

 今回、環境配慮設計の仕組みと評価項目を改定し「地球温暖化防止・環境負荷低減」「資源の有効活用」「安全・コンプライアンス」「情報開示」の主要カテゴリーに「生物多様性の保全」を新たに加えるとともに、更に具体的な評価項目を新設した。
 新設した評価項目は(1)自然環境の保全と生物多様性の維持を図るため、生態系への影響回避または最小化に向けた取組み、(2)長期的視点から生物資源の持続的供給に関するリスクマネジメント、の2点。この2点について審議し、より環境品質の高い製品・サービスの持続的提供に努めるという。また、全ての製品化の過程に生物多様性の保全に関する取組みを織り込むことで、生物多様性の意味や、生態系より提供される資源の重要性などについて社員一人ひとりが認識を深めることができるとしている。

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