三菱商事、荏原製作所、日揮が水ビジネスで・合弁を世界規模で展開へ

 三菱商事、荏原製作所、日揮は23日、総合水事業会社の構築することで事業提携した。荏原製作所の水事業子会社である荏原エンジニアリングサービス荏原は上下水道の敷設・運営を手掛ける100%子会社、荏原エンジニアリングサービス(東京・大田)の株式を三菱商事と日揮がそれぞれ3分の1を取得し、4月から3社による共同経営会社として事業を拡大する。

 この合弁事業会社に、荏原エンジが保有する水処理のエンジニアリング力や維持管理ノウハウ、三菱商事の世界的なネットワーク、事業マネジメント力及び資金力、日揮の屈指のグローバルなエンジニアリング力とプロジェクトマネジメント力を結集し、欧米企業優位の世界市場でも高い競争力を確保する。

 また、この事業を通じて、有望な水ビジネスを拡大するとともに、世界的な課題ともなっている水問題の解決のため、水インフラ、造水及び水浄化などの水事業を通じて貢献する。

▽3社の概要は下記の通り。

荏原製作所について
荏原製作所は、日本における水処理のパイオニアであり、現在はその事業を荏原エンジが継承し、幅広い分野で水処理施設の建設、機器や薬品の製造販売、さらには施設の維持管理及び運営を行っております。国内の上下水道施設の納入実績はトップクラスにあり、維持管理事業では全国300箇所の維持管理事務所に約2,000名の運転員を擁し、国内有数の規模を誇っております。2009年4月、それまで荏原グループで分業体制にあった水事業を荏原エンジ1社に統合し、水処理施設の提案から建設、維持管理、運営業務を一体化し、総合水事業会社として新たな事業拡大に取り組んでおります。
 
三菱商事について
三菱商事は、水道民営化の世界的成功事例の1つに選定されたフィリピン マニラウォーターに1997年の設立当初より参画するとともに、国内においては水道民営化事業に一早く着手し、合弁で株式会社ジャパンウォーターを設立するなど、水道事業を中心に水事業のマネジメントノウハウを蓄積してきました。また、2009年4月、新たな事業の柱を構築すべく「全社開発部門」を設置し、「環境・水事業」「新エネルギー」分野への取り組みをさらに強化しており、これまで様々な分野で構築してきた各国有力企業との緊密なネットワークを梃子に、国内及び海外の水事業拡大に取り組んでおります。
 
日揮について
日揮は、近年投資事業を推進し、「水インフラ・環境」分野では、中東では既にアブダビ、サウジアラビアで3件の造水・発電事業への投資を行い、中国・天津ではシンガポールのハイフラックス社と共同で海水淡水化事業に参画するなど、水事業をコア事業のひとつとして強化しております。このほか、中国での湖沼浄化のビジネス開発にも取り組んでおります。これらの海外水事業を通じて獲得した事業運営経験を基に、エンジニアリング会社としての豊富なプラント建設プロジェクトで培ったプロジェクトマネジメント力、水分野を含む広範な分野に亘るエンジニアリング技術を駆使して、国内外の水関連事業の更なる拡大、特に、水ニーズの高い中東などの新興国における水事業の開発に注力しております。

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