車両接近通報装置を搭載・日産が電気自動車「日産リーフ」の試作車を公開

 日産自動車は11日、2010年12月の電気自動車(EV)「日産リーフ」試作車を完成、公開した。日産ではリースをあらゆる意味合いで、「新しいクルマ」とし、「走行中の排出ガスがゼロという圧倒的な環境性能」、「EVとしてお求めやすい価格」、「先進のITシステム」だけでなく、「EVを所有する新しい暮らし」、「高い加速とハンドリング性能」といった特長を訴えている。

 公開発表では歩行者が電動走行する電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の接近を認識しやすくする車両接近通報装置を開発し、同車に搭載することを明らかにした。電動走行時に走行音の静かなEV、HEVの接近に歩行者が気づきにくいとの指摘に対して、従来より開発を進めてきた車両音に対する技術を活用し、国内外での実証試験をもとに特徴のある音を実現したという。


leaf611.jpg<車両接近通報装置の機能>
 ●「日産リーフ」は、走行中、車速に応じて音の高さを変えるスイープ音を搭載し、車の加速、減速などの走行状態を表現する。車両発進時は、音の変化も大きくなり、歩行者がEVやHEVの発進に気づきにくい点を解決する。
 ●時速30kmまでの発進加速時は車両音を発する。
 ●時速30km以上の車両走行音が高まる速度域では音を停止する。
 ●減速時に、時速25km以下となり車両走行音が低くなると音が出始める。
 ●車両後退時は、断続的な音で、車両が後退していることを報知する。

 ◇車両接近通報装置のメカニズム
 コントローラーに内蔵されたコンピューターとシンセサイザーで、車両の車速や前進および後退時に合わせた音を作り、モータールーム内に設置したスピーカーを通じ音を発生させる。なお、スイッチ操作により、発生を停止することができる。

 同社は、今秋より発売するフーガハイブリッドにも車両接近通報装置を搭載する予定である。

 「日産リーフ」は、2010年12月より日本、米国、ポルトガル、オランダにて、2011年2月より英国、アイルランドにて販売が開始され、2012年よりグローバルに量販を開始する。生産は、まず2010年10月より追浜工場で開始され、2012年後半には米国スマーナ工場にて、2013年には英国サンダーランド工場でも生産を開始する予定である。追浜工場における同モデルの生産能力は年間5万台であり、日産とNECの合弁会社で、座間にあるオートモーティブ・エナジー・サプライ株式会社(AESC)製のリチウムイオンバッテリーを搭載する予定である。AESCの座間事業所におけるバッテリーの生産能力は、当初年間6万5千基であり、この内、EV用は年間5万4千基を予定していた。しかしながら、今後の需要を見込み、EV用バッテリーの生産能力を2011年までに3万6千基増やし、年間9万基とする。

 

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA