再生可能エネルギーの現状と課題

地球温暖化対策として世界は化石燃料から再生可能エネルギーへと大転換に動き出した。福島原発事故後の電力需給のひっ迫を受けて、日本も再生可能エネルギーの拡大に力を入れているが、三井住友銀行がまとめた「再生可能エネルギーの現状と課題」と題するレポートはわかりやすく、日本の抱える課題を示している。
 第1の課題はコスト構造で、太陽光、風力の発電コストは世界の約2倍であり、高いコストは電気料金に上積みされ、家庭や企業の負担は年々、重くなる。
 第2の課題は再生可能エネルギー源のポテンシャルの東日本への偏り。たとえば風力発電のポテンシャルでは東北、北海道で日本のほぼ9割を占めており、他の地域は風力発電は期待できない。
 第3に電力インフラが貧弱で再生可能エネルギーで発電した電力をどのように流していくか、電力系統も大きな課題だ。
 このレポートを読むと、我が国が再生可能エネルギー大国になるにはあまりにも課題が大きいことがわかる。課題を解決するシナリオがまったく示されていない。つまりは、現状ではまだ、決定打となるような解決策はない。
 コスト構造を大改善する環境イノベーションが急務である。
三井住友銀行「再生可能エネルギーの現状と課題」
http://www.smbc.co.jp/hojin/report/investigationlecture/resources/pdf/3_00_CRSDReport044.pdf

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